インタビュー
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患者さまの不安を突き止め、笑顔でお帰りいただけることを目標に診療しています。
患者さまの不安を原因から取り除く治療を目指しています。医療の原点を忘れずに、日々更新される医療技術を学んでいます。治療のメリットとデメリットを見きわめ、ニーズにお応えできる新しい医療の提供に努めます。
普段の診療で気をつけていることがあれば教えてください
患者さまが抱いている不安が、どこから来ているものなのかを明らかにし、笑顔でお帰りいただくことも大切な仕事だと思っています。腹痛の原因は、消化器の病気以外に、血管の病気である可能性もあります。原因をしっかりと見きわめる診療に努めています。
また、患者さまは、かぜの症状や全身の倦怠感、体重減少など、さまざまなお悩みで来院されますが、患者さまにご理解いただいたうえで治療に取り組んでいただけるよう、丁寧な診療を心がけています。検査結果はモニターに映し出し、言葉だけでなく視覚からも理解していただけるよう工夫しています。なお、必要な場合は、医療機関を速やかに紹介いたします。
先生にとって医療の原点とは何ですか?
医療に携わる者として、赤字や黒字を打算して診療をおこなった時点で、医療ではなくなってしまうと思っています。ですから、開業しようという思いはなく、ずっと勤務医でいようと思っていました。
患者さまにとって何をするのがよいかを優先することが医療の原点だと思っています。必要に応じて、患者さまに高い治療費を負担させてしまうこともありますが、真摯に対応することを忘れずに診療にあたっています。
患者さまからはどのようなニーズがあり、どのようなことを心がけていますか?
10年ほど前に、一度、院内処方から院外処方に変更したのですが、患者さまは診察が終わってから薬局に移動し、そこでまた待たなくてはならなくなりました。また、処方された薬にどのような作用があるのかの説明が医師と薬剤師とで異なり、混乱してしまう患者さまもいらっしゃいました。そこで、診療の際に医師に薬について気軽に質問できるよう、再び院内処方に戻したという経緯がございます。
診療の面では、新しい医療を日々勉強しつつ、よいところは取り入れていきます。患者さまに対して私にできることは何か問いながら、診療にあたるよう心がけてまいります。
最後に、患者さまにメッセージをお願いいたします。
ご自身の健康のことに対して他力本願の患者さまが多く見受けられます。薬を出されたからと言って食べ過ぎてしまっては、糖尿病も改善されません。「楽は苦の種、苦は楽の種」。日々の健康のために、自力本願で治療に取り組んでいただけるよう願っています。
「こんなことで相談してもよいのか」と抱え込んでしまっていませんか?その一言がきっかけで病気が見つかるケースもあります。目の違和感、背中の張りなど、小さな症状でも丁寧に原因を探ります。気になることがありましたら、病の早期発見・早期治療のためにも、症状がひどくなるまえに、お気軽にご相談ください。